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ドラマ「半沢直樹の原作本」

ドラマ「半沢直樹」の原作本

皆さんは、バブル時代にエリートが進んだ就職先としては何が思い浮かぶだろうか。バブル景気は、政府の緩和政策によってはじまり、株式や不動産投資に沸いた。不動産、証券...。そして、銀行。

多くの人がそこにはいれれば「一生安泰」と羨望の眼差しを向けていた職業だった。

1990年、バブル崩壊北海道拓殖銀行破綻....山一証券自主廃業

護送船団方式と高い信用に守られ、潰れることはない。戦後日本における金融神話が崩れ去った。半沢直樹はまさにバブル絶頂期に当時の都市銀行に入行した世代。先の世代の大暴れのツケを払わされる最初の世代だ。半沢はその銀行で理不尽な上司や組織の慣習を理知と人情によって打ち破る。平成不況を乗り切るため、合併し、メガバンとなった後も硬直した官僚組織と悪しき慣習を残した銀行は、まさに伏魔殿。内部の権力闘争は公安組織のそれを遥かに超えたおどろおどろしいものとして描かれる。痛快きわまりない展開にスカッとする。